迷い


セカンドオピニオンとして選んだのは
県立ガンセンターだった。
先ず第一印象は 他の総合病院に比べて静かで
落ち着いた雰囲気が気に入った 事務手続きの
流れが丁寧・親切で病院のクオリティーの高さを
感じた。面接した先生も静かに・的確に・意見を
述べてくれた。興味のあったブラキセラピー、
IMRT、その他各治療法について大変判り易い
説明をされた。
僕の病期・年齢を考えると うーーーんやはり
全摘手術が最善か?迷う
以前から気になっていたインターネット掲示板の「ひげの父さん」に
相談してみる事にした。ひげの父さんの見解では僕のグリソン値
では「経過観察療法」 が妥当とのアドバイスを頂く。
早速、経過観察の妥当性をガンセンターの先生に相談 した処、
臨床病気期判断の精度を高めたい為に再度生検を勧められる
その場で納得して1月19日に生検予約をとる
二度と受けるまいと思っていた生検を・・・

セカンドオピニオン

 
2008年11月26日  独協医大にて最終的な臨床病期の診断が出された

臨床病期とは、手術前の様々な検査から予測される癌の状態 (悪性度・進行
度)の事で、僕の場合グリソンスコア3+3=6高分化癌 (比較的性質のおとなし
い癌)であり、先日の検査結果からは転移は 無いであろうという予測の元に
T1C0M0という判定だった。 既にNet・書籍で情報は得ていたので、この説
明をすんなり理解する事 が出来た。問題は治療方法である 特にT1cM0N0
というステージでは治療方法に選択肢が多すぎる、それぞれの治療方法にはそれぞれの後遺症、副
作用のリスクがつきまとう。前立腺癌は進行が非常に遅いという事は明白なので、ここはセカンドオピ
ニオンを受けたい・その旨を

主治医に伝えた所、実に気持ち良く承諾してくれた。検査データーを全て貸し出してくれるとの事で、
 後日揃えて頂いた画像・生検プレパラート・等を 持って県立ガンセンターを訪問する事にする 

検査の日々


2008年11月17日

がん細胞が見つかってから一週間後に転移の有無を調べる検査が開始された

CTスキャン・骨シンチ検査(MRI・エコー検査は既に撮影済みであった)

検査室待合室は癌が確定された患者のみに選別されるので

放射線の器具類の発する低周波音のみの不気味な静けさに包まれていた