百里基地出撃リポート

9月13日(日曜日)曇りのち晴れ 手術後173日目




僕にとって年間最大イベントになる百里基地航空祭に行って来ました
本日は、拡大版にてその模様をお伝えします

航空祭にはつきものの駐車場での大渋滞を避ける為
今回は栃木交通のツアーバスを利用しました
これが大正解でした。宇都宮4時50分発
車中は俗に言う航空オタクとは雰囲気が異なるご年配者(60歳~70歳)で
賑っています
ガイドさんの巧みなトークと朝食、お茶が配られ
いやがおうにも百里基地への期待が高まってきます
僕の奥さんも昨年の航空観閲式を見て以来、航空ショーファンになり
今回つきあってくれました
7時に基地に到着しましたが、ご覧の様にモヤとも霧とも知れない
嫌な天候です。基地の北側バス専用駐車場から3キロ位の道のりを
歩きます おおっ!真っ先に目についたのはエプロンに駐機している
懐かしのブルーインパルスT4 7機(1機は予備機)
エプロン正面にパイプイスを置いて
オープニングの9時まで時間がある為、場内を見て周りました
第七航空団のプレート そして、殉職者の方の碑に刻まれた
「英霊」という言葉に霞ヶ浦特攻隊基地の流れを感じてしまいました
勿論、国防を担う航空自衛隊のみなさんに対して敬意をこめてです
殉職者の方は何らかの航空機事故にて亡くなったのでしょうか

広々且つ整然とした格納庫に綺麗に磨かれた
F4ファントムが展示されています 毎度の事ながらT4やF2に比べると
F4の巨大な機体に圧倒されるのです ベトナム戦争時代からの勇者ファントム
僕もプラモデルで何機のF4を作った事でしょうか
やはり迷彩塗装と機首にある鮫の歯が似合います 百里基地といえばF15 垂直尾翼の小梅マーク
最近F22ラプターが脚光を浴びて、F15は旧型機として取り扱われていますが
まだまだアジアの制空権を圧倒する最強の戦闘機である事は間違いありません 三沢基地から飛来したF2 国産の最新鋭戦闘機ですが、
後数機で生産が打ち切られるとの事です 惜しい、、、
エプロンにはC130H,P3C等の大型機も駐機しています
UH60の救難支援デモが終わって
鋭い爆音がどこからか聞こえてきました
いよいよ本命のF15機動飛行です、、、、かと思いきや
地上滑走のみでお終い ありゃりゃりゃ
編隊飛行は中止か?上空と周辺の視界がかなり悪化している様です
もしかするとこれからの飛行は全て中止になるのでは
嫌なムードが立ち込め始めました
おおっ!F15が飛び上がったぞ!
F15のスクランブル飛行開始です 
ハイレート&捻りの豪快な飛びっぷりが観客を沸かせます
離陸後の極端な捻りには思わず唸り声が出てしまいました
そしてF4,RF4Eが飛び上がります
地上攻撃態勢でのF4のローパス!凄いぞ 凄いぞ
これがなんと!10連発!

午前のプログラムが盛り上がりをみせる内に
いよいよT4のエンジン始動です
白いマフラーが凛々しいブルーインパルスの隊員が揃いました
さあ、本日のメインイベント 始まり始まり!
T4が飛び立った後、飛行場は異様な静けさに包まれます
出たぞ!ブルーインパルス!
朝の霧が嘘の様に空は青く晴れ渡り
舞台と役者は揃いましたね
垂直系の演技の見事さ、
特に単独垂直飛行のまま雲に隠れていく
心憎いばかりの演出に観客は「おーーっ」の連発です
しかし、ふとエプロンを見渡すと
何故かこの様に寝ているカップルが
君達は何しにここに来たのかね???
青い空にT4とスモーク
本当に絵になります!


僕が始めて見る5輪の輪がハイライトでした
おそらく東京オリンピック開催を意識しての演技なのでしょう

そして二機によるスパイラル飛行にハラハラドキドキ
自衛隊のみなさん! 素晴らしい航空祭をありがとうございます
来年からは百里基地も茨城空港となり、民間機も使用する為、
今回の様な航空祭の開催も難しくなるでしょう
ペトリオットミサイル(パトリオットでは無いそうです)
を帰り間際に見学している内にバスの集合時間が迫って来ました
名残惜しく基地を後にしました
素晴らしい秋晴れの航空祭でした
本日の戦利品 ワッペンの数々です

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